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知覚過敏が治らず困ってはいませんか?

2016年3月1日 カテゴリ:歯科コラム


虫歯が深くなると、歯がしみるわけですが、

虫歯がなくても歯がしみることは、よくあります。

これを知覚過敏と呼ぶのですが、

本日は、知覚過敏の原因を列記していきます。

 

ブラッシング圧が強い

毎日の歯ブラシが、強すぎると、

歯の根元が削れたり、歯肉が下がって、知覚過敏が生じます。

歯を強くみがくメリットは、単に気持ちが良いというだけで、

完全にデメリットの方が大きいです。

歯は弱い力でみがきましょう。

弱い力とは具体的にどれぐらい?

150~200㌘程度です。

秤に歯ブラシをのせて、その適正圧を確認してみましょう。

 

睡眠中の歯ぎしりが疑われる場合

歯ぎしりにより、歯の根元、歯の頭が削れ、歯の周囲に炎症が起き、

知覚過敏が生じることもよくあります。

歯の削れ具合が少ない場合はマウスピースを使ってもらえば、

知覚過敏は落ち着きます。

積年の歯ぎしりにより削れた部位は、

レジンと呼ばれる材料を詰めて、

外部からの刺激を遮断することもあります。

また注意深く問診を行い、睡眠中以外にも、

マウスピースの使用を推奨することもあります。

 

歯周病により歯ぐきが下がった場合

歯の頭の部分は外部からの刺激を神経まで伝えないですが、

歯の根っこの部分は外部からの刺激を神経まで伝えてしまいます。

歯周病の進行によっても歯ぐきが下がった場合も知覚過敏は生じます。

保険外治療も多数行われる分野ですので、

患者様のご希望や口腔内の状況により、治療法は多岐に渡ります。

 

歯石の除去後

歯石は歯周病の原因であり、定期的に除去した方が良いものですが、

歯石を除去すると知覚過敏が生じることがあります。

ただこれは、一過性のもので、放っておいても必ず治ります。

もし治らないのならば、原因は歯石の除去にではなく、他にあります。

 

上記いずれの場合も、

症状が軽い場合は、削ることを避け、特に治療せず、

知覚過敏用の歯磨き粉を推奨して、

経過をみることもあります。

 

神経をとってしまえば、症状は一気に消えますが、

虫歯がなく、歯周病も軽い場合、

多少症状が長引いても、神経をとらずに、

今後の歯の寿命を考慮し、他の治療法で経過をみることもあります。

 

がまんできるレベルだけど、最近、歯がしみる・・・、

という方は、是非、ご相談いただければと思います。

口腔内を拝見させていただき、

患者様に合った治療方針を推奨させていただきます。

 

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吉祥寺の歯医者、柳田歯科医院
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