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歯の予防は認知症予防でもあります

2016年3月2日 カテゴリ:歯科コラム, 予防歯科


『家族に賠償責任はない』

認知症の男性が電車にはねられ死亡した事故をめぐり、

JR東海が死亡した男性の家族に損害賠償を求める裁判で、

一審、二審では、家族に賠償責任があるとの流れでしたが、

最高裁が『家族に賠償責任はない』との判決を言い渡し、

JRが敗訴、このニュースが朝も昼も大きく取り上げられていました。

 

詳しくはコチラをご覧ください。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160301/k10010427311000.html

 

認知症予防の一環を、

歯科も担うことができます

今後、上記のような事件をなくしていくためにも、

認知症となる前に、要介護となる前に、

自分の将来の希望や意向を、

(無理して介護せず施設に入れるよう伝えておくなど)

子や配偶者、家族に話しておくべきだとか、

認知症であっても外見だけではわからないから、

腕章をつけてもらい認知症であることを周囲に伝えたらどうかと、

 

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朝の白熱ライブ ビビットで、テリー伊藤が意見していましたが・・・、

 

認知症予防に力を入れることも重要ではないかと思うのです。

そして、その一環を、歯科も担うことが、実はできるのです。

 

かみ合っている歯の本数が、

認知症予防と関連があります

かみ合っている歯の本数が19本以下の方々は、

20本以上の方々と比較すると、1.85倍も認知症になりやすいのです。

奥歯がなくて不便だけど、まあ、食事できるからいいや、と放置していると、

栄養が偏ったり、脳への刺激の低下、脳血流量の低下により、

知らず知らずのうちに認知症が忍び寄ってまいります。

 

親不知や矯正による抜歯以外に、

虫歯、歯周病などで歯を抜かれた際は、

そのまま放置せず、

歯科医師の指示通り、そこに歯を作っていただきたいのです。

 

たとえ歯を抜かれたとしても、歯のないところに歯を作れば、

ご自身の歯が20本以下となっても、20本以上の歯で噛むことは可能です。

入れ歯やブリッジ、インプラントでも脳を刺激できるのです。

 

また、歯を抜いたことがない方は、歯の予防に力を入れてもらえば、

それがそのまま、認知症予防へとつながっていくのです。

 

10年後、

認知症の人の割合は5人に1人になる

現在520万人いると言われる認知症患者数が、

10年後には700万人、

高齢者の5人に1人に上ると見込まれているそうです。

また、日本における平均寿命と健康寿命の差は約10年間にもなります。

ぜひ歯科の観点からも、

みなさまに認知症予防を心がけていただきたいです。

 

関連記事

◆歯と認知症の意外な関係について◆

https://www.yanagidashika.com/blog/post/347

 

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