ブログ

歯の強い方、虫歯になったことのない方、必見!

2016年10月11日 カテゴリ:歯科コラム, 予防歯科, 歯周病, 親知らず


生まれつき歯の強い方や、

唾液の量が多く虫歯になりにくい方がいらっしゃいます。

 

(唾液には抗菌作用があり量が多ければ虫歯になりにくくなります)

 

 

なにを隠そう、

わたくしもこういった性質を持ち合わせておりまして、

生まれつき歯が強いのか、

虫歯を指摘されたこともなければ、

虫歯治療を受けたこともありません。

 

(※親知らずの治療は受けたことがあり、

歯周病予防の治療は生涯受ける必要がありますが・・・)

 

 

幼少の頃から歯科検診で虫歯を指摘されたことが一切なく、

自身の口腔内に対して

根拠不在の絶対的自信

を持っておりました。

 

 

自分の歯が虫歯になるわけがない。

昔はハッキリとそう感じておりました。

 

 

また歯科医師を目指す上で歯学部に入学すると・・・、

自身の唾液の量を測定する授業を受けるわけですが、

わたくしの唾液の量は、100人を超える一学年の中で、

TOP3の実力を誇っておりました。

 

 

以上のことをまとめますと、

 

わたくしは歯の素質、唾液の両面から、

虫歯になりにくい人間であることが言えるわけです。

 

 

しかし、今現在のわたくしは、

以前持っていた、

自身の口腔内に対しての、

絶対的自信を持ってはおりません。

 

 

なぜなら、

虫歯に強い人でも歯を虫歯にしてしまう、

親知らずという化け物が、

多くの方の口腔内にはひそんでいるからです。

 

 

なぜなら、

口腔内に潜む魔の手は、

虫歯だけではなく、

歯周病もあるからです。

 

 

虫歯に強い人の歯を壊すものは、

親知らずや歯周病以外にもありますが、

本日は親知らずと歯周病に的をしぼって、

ブログを更新させていただきます。

 

 

親知らず

 

先日、右下が痛いとのことで来院された患者様がいらっしゃいました。

 

問診によると毎日フロスを使われているとのことで、

予防にもシッカリと力を入れてらっしゃる患者様。

 

口腔内を眺めると、

右下のみならず、口腔内がとても綺麗で、

目で見ただけでは、

何が痛いのかの特定が難しい状況でした。

 

そこでレントゲン写真を撮ると、

ほぼすべての歯に問題は見受けられませんでしたが、

 

親知らずの前の歯の後ろに、

神経のすぐそばにまで進行してしまった、

 

 

む、虫歯が!!

(左から二番目の歯の中央にある黒い影は神経ですが、

そのすぐ左横にある円形の黒い影は虫歯です。)

 

フロスを使おうと、なにをしようとみがけない場所を、

親知らずがつくってしまっており、

みがけないけど食事をすれば問答無用でゴミがつまり、

みがけないまま、ゴミはつまりつづける、

 

知らぬ間に、これが長期間繰り返されることで、

虫歯ができてしまったようでした。

 

冒頭で、わたくしは虫歯に強い、と豪語してしまいましたが、

 

親知らずという化け物を前にして、

俺は虫歯に強い! などと豪語することは、

なんびとにも不可能でありますので、

 

わたくしは親知らずを三本抜歯し、

こういった虫歯を予防しております。

 

 

歯周病

 

唾液が多いと虫歯になりにくいと冒頭でお伝えいたしました。

 

しかし、

 

唾液が多いと、

歯周病の原因である、歯石が歯に付着しやすくなります。

 

普段のみがき残しが、

歯周病の原因となる歯石に変貌を遂げると、

歯ブラシでは除去できません。

 

更におそろしいことは、

歯周病の原因である、歯ブラシで除去できない、

歯石とは、歯に付着していても、

違和感がありません。

 

ジリジリと少しずつ積もってくるので、

歯石の付着が、

感覚としては当たり前となってしまい、

一気に歯石を除去したときのほうが違和感をおぼえるものです。

 

更におそろしいのは、

歯周病は重度にまで進行しなければ、

歯医者に行く必要性を感じるまでの、

痛みや自覚症状がありません。

 

 

歯に自信がある方は、

自覚症状がないのに歯科を受診することなどないでしょう。

 

虫歯のない歯でも、

歯周病で支えを失えば、抜け落ちます。

抜けてしまえば、いくら虫歯のない歯でも、

完全なる役立たずとなってしまいます。

 

抜け落ちた歯は、

ものを噛むという機能を喪わせるだけではなく、

加齢現象かな?と思わせるほど、ゆっくりと、

貴方の容姿容貌をも破壊します。

 

過去のわたくしのように、

歯に対して、口腔内に対して、

根拠不在の絶対的自信をお持ちの方は、

どうかお気を付けください。

 

とても早くて40代、

50~60代頃から、口腔内の壊滅が開始するやも知れません

 

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□

吉祥寺の歯医者、柳田歯科医院
電話番号:03-6904-8217
住所:東京都練馬区関町南2-20-8
診療時間:9:00~13:00 14:30~18:30(土曜・日曜・祝日も診療)
休診日:月曜・金曜

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□