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歯ぎしりをされるかどうか確認できる画期的な方法を紹介します!

2017年3月29日 カテゴリ:歯科コラム, その他, 予防歯科


歯をおびやかすものは、虫歯、歯周病だけではありません。

 

歯ぎしり

も決して侮れないものなのであります。

 

 

歯ぎしりにより、

歯の痛みや知覚過敏が生じます。

 

積年の歯ぎしりにより、

歯の磨耗が起き、弱っている根が折れるなどし、

歯は消耗し、

歯の消耗は、あなたの美貌を崩すものともなりえます。

 

 

そこで、歯科医師は、

患者様の口腔内を診査した際に、

歯ぎしりが疑われるか、

口に出しては言わなくとも、必ず確認しています。

 

歯の磨耗具合、頬粘膜についた歯の圧痕、

歯の下の骨の膨らみ、など、

口腔内にあらわれる、あらゆる兆候から、

患者様の歯ぎしりの程度を予測いたします。

 

 

しかし、

 

こういった診査により、

強烈な歯ぎしりが疑われても、

そのことを患者様に納得していただくのは、

難しいことがあります。

 

 

なぜなら、

 

歯を消耗させるほどの、いわゆる歯ぎしりとは、

睡眠時に行われるものであり、

人は睡眠時に高頻度で歯ぎしりをしていても、

それを自覚できないからなのであります。

 

 

私も歯ぎしりをするそうですが、

『あ、あ、あ、

今、歯ぎしりしてた』と、

睡眠時に自覚した経験は一切ございません。

 

 

歯ぎしりをしているとの証拠を患者様にお見せするには、

歯ぎしり治療で必要なマウスピースを睡眠時に使用していただき、

マウスピースの磨耗程度を実際に見ていただく必要がありますが、

歯ぎしりをしているとの指摘を納得していただけない患者様に、

マウスピースをおつくりするのは、

治療の流れとして、完全におかしいのであります。

 

納得していただいていないのに治療を開始してしまっては、

インフォームドコンセントもヘチマもあったものじゃありません。

 

 

説得しても歯ぎしりを自覚してもらえない。

 

こんな苦労は、患者様がご家族の方を説得する際にも、

起きてしまうことのようなのですが・・・、

 

 

先日、その患者様から、

とても興味深いお話をうかがいました。

 

 

『弟が寝ているときにいつも歯ぎしりしているが、

そのことを話しても信じてもらえない。

だからスリープマイスターというアプリで録音し、

自身の歯ぎしりを聴かせ納得させ歯医者に行かせた。』

 

 

    

 

 

歯ぎしりの音を録音して聴かせるというだけでも画期的ですが、

スマホを用いたアプリでの録音ですと、

機材準備は、ほぼ無に等しいわけですし、

録音後のデータ確認もとんでもなく簡素なのであります。

 

 

一晩中の録音データに、

耳を傾け続ける労苦など一切なく、

騒がしい音を検出したところだけ、

ササっと聴くことができるのであります。

 

 

総合的に見て、

 

 

これは患者様に歯ぎしりを自覚していただく、

革新的方法と、今後なり得るものかも知れません。

 

 

私のスマホでは、残念ながら、

スリープマイスターをダウンロードできませんでしたので、

【いびきラボ】というアプリを使用して、

自身の睡眠時における様子を数日間録音してみました。

 

やはりと申し上げるべきでしょうか。

 

いびきは少なく、

解読不明な謎の寝言を交えつつではありますが、

ゴリゴリ、ギシギシ、なんとも言えない音色で、

存分に歯ぎしりをしておりました。

 

 

そんなわけでして、

 

有害な歯ぎしりをブロックすべく、

自身用のマウスピースを製作し、

ここ最近、

毎晩使用しております。

 

 

 

歯科医院で歯ぎしりを指摘されたが、

自覚できず、どうも納得できない方は、

とても簡単ですし、スマホのアプリで、

ご自身の歯ぎしり有無を確認されてみてはいかがでしょうか?

 

ひょっとしたら驚くべき音色との遭遇を果たせるかも知れません

 

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吉祥寺の歯医者、柳田歯科医院
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