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磁石を用いた入れ歯とMRI撮影との関連について

2016年2月29日 カテゴリ:歯科コラム, 義歯


昨年、夏のおわりに大腿骨をポッキリ折りまして、

経過観察ということで、数ヶ月に一度MRI撮影を受けております。

 

本日もMRI撮影を受け、経過良好でございました。

 

そこで (?!) 本日は、

MRI撮影と関連のある歯科治療、

磁性アタッチメントと呼ばれる、

磁石を用いた入れ歯の治療法についてお伝えします。

 

磁性アタッチメントとは

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磁性アタッチメントとは磁力により入れ歯を固定する治療法となります。

 

歯周病が重度にまで進行している方や、

歯の本数が少なくなってきている方に、

 

特に有効な治療法であり、

バネで固定する保険診療の入れ歯と比較して、

 

・ご自身の歯が長持ちする

・金属が外から見えないので入れ歯とわからない仕上がりとなる

・よく噛める

 

などの大きな利点があります(自費診療となります)。

 

磁性アタッチメントは、

MRI撮影と関連があります

以前、患者様が、近隣の病院にて、

医師からではなく、看護師から、

『磁石の入れ歯はやめたほうがいい』

と言われたとのことで、不安を募らせ、

(横にいた医師は『え?そうなの?』という反応だったそうです)

入れ歯につける磁石は危険なのかと、意見を求められたことがあります。

結局、どんな理由で磁石の入れ歯をやめたほうがいいと、

この看護師さんが言ったのかは、ついぞわかりませんでしたが、

おそらくは、

MRI撮影との関連を指摘したくて言ったのではないかと考えられます。

 

MRI撮影の際は、

入れ歯をはずしましょう

磁石を用いた入れ歯治療、磁性アタッチメントですが、

磁力を帯びたパーツは入れ歯に埋め込まれており、

ご自身の歯には入っておりません。

医師の指示に従って入れ歯をはずせば、

通常どおりMRI撮影を受けることが可能です。

もし万が一磁石の入れ歯を入れたままMRI撮影を受けると、

せっかくの磁力がうしなわれて、入れ歯が使えなくなってしまうので、

ここは注意が必要です。

 

磁石の入れ歯に危険性はありません

他の治療法と比較して、

磁石の入れ歯だけにある特別な危険性は、ありません。

しかし、磁石の入れ歯はやめろと吹聴する、

医師ではなく看護師さんがいらっしゃったわけですから、

この医科と歯科の間に生じている溝は、

私の通院する病院では、いかがなものかと、

主治医の先生に聞き込み調査を行いました。

 

そこで得られた回答は、

・毎月必ず数名は磁石の入れ歯が入った方のMRI撮影を行っている

・入れ歯をはずしてもらって撮影を行えば問題はない

というものでした。

 

私が診療中に患者様に説明していることと、

違うことも、溝も、なかったのでございました

 

最後に、

通院している病院にあった、本日の日めくりカレンダーです。

 

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体験から得た信念にもとづく歯科診療を治療説明をブログを、

今後も打ち出して行きたいと気の引き締まる言葉なのでございました。

 

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吉祥寺の歯医者、柳田歯科医院
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