まさか、
同時にはできませんよね。
歯ブラシが先か、フロスが先か、
歯ブラシをした後にデンタルフロス（糸ようじ）を用いるべきなのか、
またはその逆なのか、
歯ブラシとフロスの順序を、
患者様に質問されることがよくあります。
意見や希望や回答を求められて、
『どっちでもいい』と応えるのは多くの場合かなりのＮＧですが、
歯ブラシとフロスの順序に関しては、
『どっちでもいい』も正解です。
要は汚れがとれればＯＫなので、
順序に関してはどっちが先でもＯＫなわけです。
が、
フロスを使い始めたばかりの方は、歯ブラシを先にやってもらった方が、
よりベターだと思います。
なぜでしょうか？
フロスの効果を実感しましょう
歯ブラシをガッチリやって、ああ、もうキレイになった、と、
その感覚の中、フロスを使ってもらい、
まだまだゴロゴロと臭い汚れが出てくることを実感するのが肝要です。
とかく徐々に忘れ去られていきがちなフロスの存在ですが、
その効果がわかると使用が習慣化します。
こんな臭いもの出てくるなら、出かける前にもやらなきゃな、と、
フロスを用いて口臭まで抑えるようになったら、
もうあなたはフロス初心者ではありません。
立派なフロス玄人です。
フロス玄人であれば歯ブラシとフロスの順序を、
お好みで選んでいただいてもなんら問題ありません。
ただ、親御様方による、お子さんの仕上げみがきに関しては、
歯ブラシの前にフロス、を推奨します。
鶏肉とかはさまりやすいものを先にフロスでガッチリとって、
その後で歯ブラシをした方が、
効率よく仕上げみがきを終えることができます。
私も子どもの仕上げみがきはフロスを先に行っているので、
うっかり歯ブラシからはじめてしまうと、
「糸が先でしょ？」と、
二歳児からまさかの注意を受け、たじろいでしまうのでございます。
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吉祥寺の歯医者、柳田歯科医院
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