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親知らずを抜くと噛み合わせが良くなります

2016年3月7日 カテゴリ:歯科コラム, 親知らず


親知らずは、歯ブラシ、糸ようじで、

みがけない場所をつくってしまう

親知らずを抜く一番のメリットは、

口腔内にご自身でみがけない場所をなくすことにあります。

親知らずが横を向いていたり、中途半端に埋まっていると、

多くの場合、ご自身では手入れのできない、

汚れのつまる場所、汚れのつまる袋を形成しており、

歯ぐきが痛くなったり、前の歯に虫歯をつくってしまったり、

口が開かなくなったり、ひどいときには顔が腫れたりするのです。

逆に言えば親知らずが口腔内にみがけない場所を作っていない、

親知らずが容易にみがける位置にはえていれば、抜く必要はありません。

 

◆親知らずの抜歯について◆

https://www.yanagidashika.com/blog/post/37

 

親知らずを抜くと、

噛み合わせが良くなります

親知らずを抜くメリットは実は他にもあります。

前歯から親知らずまできれいに並んではえている方は別ですが、

多くの方は親知らずが出てくるスペースがなくて、

横を向いていたり、歯ぐきからちょっと顔を出しているだけだったりします。

こんな親知らずは、

スペースがたりなくて出てこれなくとも、

なんとか出てこようと、後ろから前の歯を押してきます。

出てこれないのに、出てこようとする邪魔な歯、

この歯を抜くと、顎のスペースに余裕が生まれ、

ただいつも通り、食事をしているだけで、

歯が勝手に、微妙~に、うま~く動いて、

歯の谷に向かって歯の山がうまいこと噛み合うようになり、

噛み合わせのバランスが良くなるのです。

 

親不知抜歯による噛み合わせ改善は、

私自身も経験しております

親不知を抜いて、噛み合わせが改善する、という現象は、

私自身も過去に治療を受けて経験しております。

歯医者としての知識を持ち、

自分の噛み合わせを分析していくと、

どうも左側の奥歯の噛み合わせがおかしい、

感覚的違和感としては、左側の奥歯、そこばっかりが、

どうも常に当たってしまうと感じ始めた時に、

上下親不知を3本抜いたら、

違和感はすっかり消失し、

噛み合わせ診査の結果もすこぶる良好となりました。

 

かぶせもの、つめものを入れたことがない、

歯医者で歯を削った形跡のみられない歯なのに、

噛むと痛い、といった症状や、

虫歯が無いのに虫歯のような痛みを訴える方、

噛み合せの不調を訴える方には、

状況にもよりますが、親不知の抜歯を推奨することがとても多いです。

 

親知らずに関しましては、

 

◆妊娠前の親知らず検査のすすめ◆

https://www.yanagidashika.com/blog/post/255

 

◆親知らずの語源について◆

https://www.yanagidashika.com/blog/post/473

 

といった記事も過去に書いております。

併せて知識を深めていただけますと、これ幸いでございます。

 

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吉祥寺の歯医者、柳田歯科医院
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