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親知らず、親不知の抜歯について

2015年10月2日 カテゴリ:歯科コラム, 親知らず


こんにちは、練馬区吉祥寺の歯医者、柳田歯科医院です。

 

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『親知らず、親不知が痛いから診て欲しい』

とのことで来院される患者様がいらっしゃいます。

 

親不知とは上あご、下あごの一番奥にある歯であり、

抜いたほうがよい歯であるとは、

そこそこ世間に浸透していると、

日々、患者様方と話していて感じられます。

 

しかし、この親不知、

何でもかんでも抜けばよいというものではなく、

抜かなくてよい場合もあります。

元々、親不知が無い場合や、

歯ブラシやデンタルフロス(糸ようじ)が届く位置にあり、

ご自身でみがける場合手入れが行き届く場合、抜く必要はありません。

 

逆に、親不知があり、

口腔内にご自身でみがけない場所を作ってしまっている場合は、

抜いたほうがよいと言えます

 

食事をすれば口腔内のあらゆる歯に汚れが付着します。

そこで、歯ブラシ、デンタルフロス(糸ようじ)、歯間ブラシなどを用いて、

汚れを除去し虫歯や歯周病の予防をするわけなのですが、

親不知の生え方によっては、口腔内の奥がみがけず

親不知周囲に汚れがたまったままとなってしまいます

 

これにより起き得る弊害は、

1.口臭がひどくなる

2.親不知が虫歯になり痛みが出る

3.親不知の前の歯が虫歯になり痛みが出る

4.親不知周囲の歯グキに炎症が起き痛みが出る

(下あごの親不知周囲が腫れると口が開き難くなったり、

リンパ節が腫れて首まで痛いなどの症状が出ることもあります)

 

親不知の痛みは、

薬を飲むことによって落ち着くものもありますが、

抜かずに 『ああ、治った』 と勘違いしていると、

また汚れがつまり、今後いつまた痛みが出るかわかりません。

『旅行中、歯が痛くなると楽しくなくなる』 と言いますが、

そんな時に限って痛くなることも多く、

悪質な親不知を抜かないで過ごすのは、

いつ爆発するかわからない爆弾を抱えて過ごすようなものなのです

 

親不知だけが虫歯なら抜けば終わりでまだいいですが、

その前の歯が親不知の影響で虫歯になってしまった場合、

抜歯だけではなく、

削らなくてはならない虫歯治療も必要となってしまいます

 

親不知の抜歯を先送りしてもメリットはありません

周囲の歯が虫歯になる前に抜いてしまったほうがよりベターです。

 

ご自身の親不知がどうなっているのか

抜いたほうがよいか、抜く必要がないのか、

他の部位と合わせての検査を当院は推奨しております。

ご来院、お待ちしております

 

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吉祥寺の歯医者、柳田歯科医院
電話番号:03-6904-8217
住所:東京都練馬区関町南2-20-8
診療時間:9:00~13:00 14:30~18:30(土曜・日曜・祝日も診療)
休診日:月曜・金曜

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