親知らずは、歯ブラシ、糸ようじで、
みがけない場所をつくってしまう
親知らずを抜く一番のメリットは、
口腔内にご自身でみがけない場所をなくすことにあります。
親知らずが横を向いていたり、中途半端に埋まっていると、
多くの場合、ご自身では手入れのできない、
汚れのつまる場所、汚れのつまる袋を形成しており、
歯ぐきが痛くなったり、前の歯に虫歯をつくってしまったり、
口が開かなくなったり、ひどいときには顔が腫れたりするのです。
逆に言えば親知らずが口腔内にみがけない場所を作っていない、
親知らずが容易にみがける位置にはえていれば、抜く必要はありません。
◆親知らずの抜歯について◆
https://www.yanagidashika.com/blog/post/37
親知らずを抜くと、
噛み合わせが良くなります
親知らずを抜くメリットは実は他にもあります。
前歯から親知らずまできれいに並んではえている方は別ですが、
多くの方は親知らずが出てくるスペースがなくて、
横を向いていたり、歯ぐきからちょっと顔を出しているだけだったりします。
こんな親知らずは、
スペースがたりなくて出てこれなくとも、
なんとか出てこようと、後ろから前の歯を押してきます。
出てこれないのに、出てこようとする邪魔な歯、
この歯を抜くと、顎のスペースに余裕が生まれ、
ただいつも通り、食事をしているだけで、
歯が勝手に、微妙~に、うま~く動いて、
歯の谷に向かって歯の山がうまいこと噛み合うようになり、
噛み合わせのバランスが良くなるのです。
親不知抜歯による噛み合わせ改善は、
私自身も経験しております
親不知を抜いて、噛み合わせが改善する、という現象は、
私自身も過去に治療を受けて経験しております。
歯医者としての知識を持ち、
自分の噛み合わせを分析していくと、
どうも左側の奥歯の噛み合わせがおかしい、
感覚的違和感としては、左側の奥歯、そこばっかりが、
どうも常に当たってしまうと感じ始めた時に、
上下親不知を3本抜いたら、
違和感はすっかり消失し、
噛み合わせ診査の結果もすこぶる良好となりました。
かぶせもの、つめものを入れたことがない、
歯医者で歯を削った形跡のみられない歯なのに、
噛むと痛い、といった症状や、
虫歯が無いのに虫歯のような痛みを訴える方、
噛み合せの不調を訴える方には、
状況にもよりますが、親不知の抜歯を推奨することがとても多いです。
親知らずに関しましては、
◆妊娠前の親知らず検査のすすめ◆
https://www.yanagidashika.com/blog/post/255
◆親知らずの語源について◆
https://www.yanagidashika.com/blog/post/473
といった記事も過去に書いております。
併せて知識を深めていただけますと、これ幸いでございます。
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吉祥寺の歯医者、柳田歯科医院
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