虫歯や歯周病が無いと言われたのに、

 

歯がなんかおかしい。

 

かみあわせがおかしい。

 

入れ歯、差し歯、ブリッジ、かぶせもの、詰め物、

それらを歯医者で入れたわけではないのに、

 

ここ最近、

なんか、かみあわせがおかしくなった。

 

単にストレスのせいのような気もしたけれど、

気になるので、かみあわせ専門医に意見を伺ったら、

 

削って調整することを推奨された。

 

その後、インターネットで、かみあわせについて調べて、

先生のブログを読んで受診してみたのですが、

 

こういう場合、歯を削るのは治療法として適しているのですか？

 

 

・・・と、

実に鋭い、

鋭い、鋭すぎる！　ご質問を、

先日、患者様よりいただきました。

 

 

ご質問をいただいた患者様の口腔内を調べてまいりますと、

歯医者に治療された形跡が一切無く、

 

気になるのは、

 

・噛み合っていない

・奥歯をみがきにくくしている

・ただ邪魔をしているだけで機能していない

 

親知らず、でございました。

 

 

 

画像、右奥の傾いている歯が親知らずでございます。

 

歯医者に治療された形跡が一切無いのに、

かみあわせの不均衡を自覚する。

 

この症状、

 

実は、私自身も過去に経験したことがありまして、

 

私自身がこの身をもって経験したことでありますので、

こればかりは最大限、声を大にして宣言させていただきますが、

 

歯医者に治療された形跡が一切無い方の、

かみ合わせ調整を歯医者に任せてはいけません！

 

親知らずに任せるべきです。

（歯医者に治療された形跡がある方でも、診査の結果、

かみあわせ調整を親知らずに委ねることも多々あります）

 

 

必要のない親知らずを抜歯すると、

親知らずが占めていた余白を活用して、

 

あごが真に求めている位置に、方向に、

他の歯が勝手に動きます。

 

（目で見てわかるほど、審美性が崩れるほどは動きません、

あくまでも、かみあわせ調整をする程度動くだけです）

 

 

歯を削っても、歯の位置や根の向きまでは変えられませんから、

親知らず抜歯によるかみあわせ調整は、

人智を超えた、

神の手による超越的かみあわせ調整と言えるわけです。

 

神の手を利用できるのに、人間の手で治療してしまっては、

無駄に治療の完成度が落ちてしまうので、

今回のケースの場合、

削って調整するのは真っ先に選択される治療法ではないと考えます。

 

 

ご質問いただいた患者様に承諾していただいたので、

親知らずを抜歯したところ、

抜歯したその日の夜には、

歯が動くのを感じたそうです。

 

 

かみあわせのおかしい感じもすぐに改善。

 

神の手を利用したので当然の結果ですね

 

 

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