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あなたは自分のことを適材適所でどう呼びますか?

2016年2月18日 カテゴリ:その他


過去の記事に未練など感じていたら、

ブログなんぞ、更新なんぞ、長続きしないような気がしますが、

ふと、過去の記事を読み返していたら、

私が自分のことを 『私』 と言っていて、なにやらと違和感を覚えました。

そう言えば、日常生活で、

私は自分のことを私、などと言っているだろうかと思い出すと、

全く、完全に、言っていないのであります。

 

院内で、患者様と話すときは、

自分のことを 『僕』 と言っていると思いますが、

ブログでは無意識に私と言っていた、

という違和感を覚えたわけなのです・・・。

 

花村萬月 著 『風転』 という作品があります。

 

51MM

 

自意識過剰な諸口ヒカルという少年が、

栂尾鉄男というヤクザ者に出会って一人前の男として成長していくという、

コチラはそんな小説なのですが、

劇中、ヒカルと鉄男はこんなやり取りを交わします。

 

「(前略)自分のことを僕、というのはやめてもらおうか」

ヒカルの頬が赤くなった。鉄男は続ける。

「自分のことをどう呼ぶか。

それは、自分の所属する階級の表現なんだ」

「ふだんは―」

「ふだんは」

「自分のことをオレと、呼んでいます」

「そうか。では、その俺は、漢字か、カタカナか」

(中略)

「カタカナの、オレ―です」

「以後、漢字の俺になおせ。意識を漢字になおせ」

「なぜ、ですか。カタカナと漢字では階級がちがうんですか」

鉄男は答えず、鼻で嗤った。(後略)

 

※上巻P278より抜粋

 

 

鉄男は答えず、鼻で嗤った

ちょっと脱線しますけど、

ここでいう、嗤うという字を見るとですね、

笑うではなく嗤うなわけですから、

もうこれはヒカルが読者で鉄男が作者(花村萬月)なのではないでしょうか。

カタカナでも漢字でも別に何も変わらないだろうと思った読者は、

劇中ではヒカルが嗤われているわけですから、

自分が嗤われているとは感じないわけですが、

そんな読者を仕事しながら作者は鼻で嗤っているわけです。

 

自分の所属する階級の表現

ふだんは私と自分を呼ばないのに、

ブログを書くときは、なぜ私と自分を呼ぶのか。

それは実際に歯医者なんですけど、

歯医者っぽく演じて見せようとする作為が、

無意識に出てしまったものだと考えられます。

 

そこでこのページを見ていただきたい。

http://matome.naver.jp/odai/2136065171272133501

 

自分のことを私と呼ぶ男性の性格の項目。

それを象徴するかのように用意された画像が、

白衣をまとった集団というところも、

実にニクい!

 

・大人っぽく見せようとしている

・「自分は大人だ」「仕事のできる一人前の人間だ」などとアピールしたい

・相手に認めてもらいたい心理がある

 

これ全部自分に当てはまるのだろうと思い当たる節だらけなのでございます。

 

認めてもらいたいという心理の無い人間が、

ブログなぞ書くでしょうか。

書かないで黙っているのではないでしょうか。

沈黙は金、雄弁はどう転んでも銀なわけですしね。

 

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吉祥寺の歯医者、柳田歯科医院
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